社会学概論2

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    社会学概論設題2、A評価
    「多文化共生社会の構築について、どのような諸課題があるかを述べよ」
     
    世界は経済のグローバル化、すなわち地球規模の単一市場化、一体化が進み、ヨーロッパは欧州連合を組織した。また、人の国際移動も活発となってきており、留学や出張という一時的な移動から、国外での就職や赴任などの長期滞在、永住まで多様な様相をみせる。このようにさまざまな文化的背景を持つ人々の共生が、今日の重要な問題となってきている。
     人は文化という行動様式の体系の中に生まれ、育ち、自文化を絶対的なものとして受容し、習得した文化という差異の体系をもとに世界をさまざまに文節化してゆく。この自文化による世界の文節化の仕方が相対的であることを、自明性であるという特徴を持つために気づくことはない。しかし、自らとは異なる文化、すなわち異文化と自文化の差異に遭遇することにより生じる驚きによって、自文化の自明性を捕らえる契機を得るのである。驚きとは、自文化と異文化の差異の認識により生じる。差異に気づくということは、それまで自明性にあった自らの文化を意識するということである。すなわち異文化に出会うということは自文化...

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