地方分権と首都機能移転

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    地方分権によって地方自治体に自治権が拡充されたが、それに伴って地方財源の拡充が必要となってくる。今の日本においては補助金や地方交付税交付金などによって地方自治体の財力を負担し、また地方自治体間の格差を調整している。しかし、その大きさや精緻な制度のゆえに、地方自治体の自立には大きく影響している。構造的な地方分権が進んでいる一方で、地方の財源力不足、そして地方の格差が実質的な意味において地方分権の妨げになっている。財源力不足に関しては、税源移譲によってある程度解決は図れるかもしれない、というのも現在、国税と地方税の収入が6:4であるのに対し、歳出が4:6と逆転しているので、地方税の割合を高めていくことが可能であるからである。そして、財源移譲というものは地方の自治能力を高める上で必要不可欠なものであると考えられる。だがしかし、この財源移譲はあくまでも全国標準的な改革であり、国家と地方の関係においては地方財源が増加することになるが、地方同士においては今以上に格差が広がってしまうことが懸念される。その原因として、都市部には固定資産税や住民税といった自主財源が多いのに対して、地方部には人口や産業や所得が少ないので自主財源のみで運営を賄うことができず、その格差というものを国が地方交付税で賄ってきたのだが税源移譲によってその力が大きく弱まってしまうからである。構造的な地方分権を進めることで、このような実質的な地方分権の難しさが生じていると思われる。逆に構造的に地方分権にして、実質的(つまりここでは財政面において)には中央集権的でいいのかといわれるとそうではない。そもそも地方分権というのは、地方の特性や住民に身近なサービスを効率的に提供するために導入されたものであり、効率的に提供するためには各地方公共団体における財政運営そのものを弾力的に行う必要があり、そのためには財政も自己運営をする必要性があるのだ。つまり地方分権において、構造的な地方分権と実質的な地方分権は不可分一体として考えなければならない。
    私は、この問題を解決するために、首都機能移転というものが必要ではないかと提案する。

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    テーマ:地方分権と首都機能移転
    地方分権の実質的推進
    地方分権によって地方自治体に自治権が拡充されたが、それに伴って地方財源の拡充が必要となってくる。今の日本においては補助金や地方交付税交付金などによって地方自治体の財力を負担し、また地方自治体間の格差を調整している。しかし、その大きさや精緻な制度のゆえに、地方自治体の自立には大きく影響している。構造的な地方分権が進んでいる一方で、地方の財源力不足、そして地方の格差が実質的な意味において地方分権の妨げになっている。財源力不足に関しては、税源移譲によってある程度解決は図れるかもしれない、というのも現在、国税と地方税の収入が6:4であるのに対し、歳出が4:6と逆転しているので、地方税の割合を高めていくことが可能であるからである。そして、財源移譲というものは地方の自治能力を高める上で必要不可欠なものであると考えられる。だがしかし、この財源移譲はあくまでも全国標準的な改革であり、国家と地方の関係においては地方財源が増加することになるが、地方同士においては今以上に格差が広がってしまうことが懸念される。その原因として、都市部には固定資産税や住民税と..

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