教育史 第2設題 A判定 佛教大学

閲覧数2,358
ダウンロード数24
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    教育史
    第2設題
    “ルソーの教育思想について述べよ。”
    A判定

    【採点者所見】
    多くの文献を参照し、注も付し、体系的に論述されていて非常に良い。

    【一言】
    レポートの参考にどうぞ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ルソーの教育思想について述べよ。
    啓蒙期に、子どもという存在に注目しつつ、子どもを子どもとしてとらえようとする、子ども観の根本的な変革を成し遂げたのが、ルソー(J.=J. Rousseau)である。彼は、ジュネーブの貧しい時計職人の家に生まれたため、ほとんど組織的な学校教育を受けることなしに独学で文字を覚えたという。ヴォルテールやデカルト、モンテーニュ、そしてロックなど、当時注目されていた各種の著書に目を通し、後の活躍の基礎的教養を身につけたのであった。ルソーの教育史上最大の注目を浴びることとなった教育書『エミール』は、貴族家庭での彼の家庭教師の経験から発想されたという。以下、ルソーの教育思想について考察していく。
    ルソーの教育思想の特徴をみてみると、まず「消極教育」がある。消極的教育とは、ルソー独特の逆説的表現によるもので、その言葉から感じられるような、何もしないで放任しておく、という意味ではない。消極教育とは、大人の側からの強制的な教え込みを否定し、子どもの存在特性に即して子どもの発達を助成しようとする教育である。(1)それは子どもの内的な力を認め、むしろ教え込む前に子どもの動きを...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。