教育課程総論 フレーベルが命名した「幼稚園」の理念と保育者の使命について述べよ。

閲覧数2,565
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (教育課程総論)フレーベルが命名した「幼稚園」の理念と保育者の使命についてのべよ。
    1840年フレーベルは、子どもの発達の可能性を植物の種子に似せ、幼児教育施設を花園に譬えて、ドイツのブランケンブルクに「一般ドイツ幼稚園」世界最初の幼稚園を創立した。Kindergarten(幼子の花園)という命名の通り、幼児発見の哲学的命題が秘められている。

    幼稚園は、フレーベルが20代前半に親しんだノヴァーリスの思想を、幼児教育で実現しようとしたものであり、今日のような狭義のものではなく、母性教育をも目的としたものであった。花園のような美しい園生に、崇高な母性と、精神的な幼児教育を融合させた馥郁とした花を咲かせようというフレーベルの理想である。

    この理想は、1844年にロマン派の画家ウンゲルに依頼した「母の歌と愛撫の歌」の押画からも感じることができる。これは、母となる女性や、子どもの養育に携わる女性の心の裡に、母性という崇高な天性を呼び覚ますための手引き書として、世に贈った気高い詩と美しい絵による「母の書」である。この書には、ありふれた牧歌的な家庭生活に、神秘的な夢を添え、母性に崇高な意味を与え...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。