刑法事例演習教材・第2版41~48

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    資料紹介

    第2版から追加された設問の参考答案集です。教員支援ゼミにて使用したものを本試験前にまとめたものです。90分で手書きで答案作成後、添削されたものをベースに知識補充用に手直ししたものなので詳細にすぎる部分があります。基本は判例ベースですが、批判が強いものは、通説に従っているものもあります(業務上横領罪の共犯の科刑等)。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【41 ノー・ウェイ・アウト】
    第1.事例(1)から(2)までの行為について
    1.第1暴行について
      第1暴行は、違法な有形力の行使であるから、暴行罪(208条)の「暴行」に該当する。もっとも、後述するように、時間的場所的に近接したところで甲は第2暴行を行っているため、第1暴行は、第2暴行と包括して評価される。
    2.第2暴行について
    (1)傷害罪の構成要件該当性
    甲は、第2暴行により、Aに加療約2週間を要する顔面挫創の「傷害」を負わせているため、傷害罪(204条)の構成要件を充足する。
    (2)正当防衛の成否
    ア.しかしながら、第2暴行は、殴りかかろうとするAに対して、反撃するために行われたものである。そこで、かかる暴行につき、正当防衛(36条1項)が成立しないか検討する。
     イ.本件では、Aが、甲の後方から背中の上部又は首付近を強打し、さらに殴り掛かろうとしてきたのであり、Aによる不正の侵害が認められる。もっとも、かかる侵害は、甲の第1暴行に起因するものであり、このような自ら招いた侵害に対して、そもそも正当防衛が成立するのか問題となる。
       この点、正当防衛の違法性阻却の根拠は、行..

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