基礎医学と理学療法

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    基礎医学と理学療法
    ~歩行における小・中殿筋を中心に~
    Ⅰ.はじめに
     今回、基礎医学と理学療法の関わりについて簡単に述べ、股関節外転筋(小・中殿筋)を中心に評価、歩行における股関節外転筋について考察する。
     まず、歩行といった動作や股関節外転といった運動を知るためには解剖学、運動学といった基礎医学の知識は必須となると考えられる。それでは基礎医学とは何であろうか?基礎医学とは、解剖学、生理学、生化学、組織学、病理学、薬理学、免疫学など疾病の原因や発生のメカニズムを組織、細胞、分子のレベルから探求する学問である。
    一方、私たちが扱う理学療法という分野は、臨床において患者の機能評価と治療を通して、障害のメカニズムを多元的に(運動生理学、生体力学、神経生理学、認知科学などの多くの学問形態にまたがる知識を用いて)分析し、より効果のある理学療法技術とすることを目指す学際応用科学である。近年においては、科学的根拠に基づいた理学療法の実践が求められており、基礎医学との接点がますます重要となってきている。基礎医学なくして「理学療法の科学性」はあり得ず、また、技術へ発展することは困難である。なぜなら、科...

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