3社会理論と社会システム

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    資料紹介

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    日本の人口は近年、減少傾向にある。疫病や飢饉、戦争といった特殊要因による期間限定的な人口減少は過去にもあった。しかし現在の人口減少の背景には、社会全体の高齢者の割合が上昇(高齢化)したことで死亡する人の数が増え、一方で若年層の結婚・出生行動が変化したことで生まれてくる子供の数が減る(少子化)といった、構造的に後戻りの難しい要因がある。そのような事から人口が再び増加に転じることは困難であると考えられる。高齢化や人口減少は社会・経済の様々な分野に影響を与え、この点を考察することはもちろん重要だが、同時に人口変動そのものについての、理解を深めておくことも意義があると思われる。
    まず総人口は、2006 年までかろうじて増加傾向にあるが、その後は長期減少局面に突入する。2025 年までは比較的緩やかな減少に止まるが、次の2050 年には、-0.7%、2075 年は、-1.0%と急減が見込まれている。
    ひとつの国や地域の人口変動について、出生数から死亡数を引いたものが自然増加、転入者数から転出者数を引いたものが社会増加である。この二つが人口変動の主な要因であるが日本は諸外国と違い国際人口移動が少な...

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