医療観察制度について述べよ

閲覧数3,032
ダウンロード数36
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    医療観察制度とはどのようなものか。その概要について整理した

    タグ

    環境福祉社会福祉社会医療障害者問題学習障害保健

    代表キーワード

    環境福祉

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    医療観察制度は殺人、放火、強姦、強盗、強制わいせつなど重大
    な他害行為を行ったが、心神喪失状態であったことから刑事責任を
    問 う こ と が で き な い 者 に つ い て 、 処 遇 を 行 う た め に 2005年 か ら 実 施
    さ れ た 制 度 で あ る 。 2001年 に 大 阪 の 池 田 小 学 校 児 童 無 差 別 殺 傷 事 件
    を契機として整備された。
    従来では不起訴となった者は措置入院で対処しており、医療スタ
    ッフの責務が過重であること、退院後の処遇制度が法的に整備され
    ておらず、社会復帰の制度としては不十分であるなどの問題点が指
    摘されていた。そこで重大な他害行為を行い社会生活を営む上で問
    題を持つ精神障害者について国が責任を持って専門的に対応するこ
    とを目的として制度がスタートしたのである。
    医療観察は検察官による地方裁判所への申立から始まる。対象と
    なるのは、重大な他害行為を行い不起訴となった者と心神喪失を理
    由として無罪や減刑の裁判が確定した者である。裁判所は医師によ
    る鑑定と保護観察所の生活環境の調査を考慮して、明らかに医療観
    察 の 対 象...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。