P6301 英文学史2

閲覧数880
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学英米文学科B合格レポート

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「ヴィクトリア時代の小説について、当時の社会背景なども考慮しながら述べよ」
     ヴィクトリア時代はヴィクトリア女王(Queen Victoria,1819-1901)が即位した1837年辺りから1901年の時代を指す。この体力・意力・精力ともにすぐれた女王の在位64年間安定した秩序を保ちながらかつてない発展を遂げた。しかしその中には矛盾も抱えていた。農作物の飢饉は「飢餓の40年代」といわれる深刻な様相を呈し、さらには労働階級の政治的発言を強化しようとするチャーティズム(Chartism,人民憲章運動)とからみ合う。成人男子普通選挙等の要求を議会に請願したこの人民憲章運動は、1937-38年以後10年間断続的にさらに執拗に繰り返されたが、結果としては直接の成果をあげることなく消滅した。しかし、ヨーロッパ諸国よりも高度に産業革命が発達したイギリスは、漸次中流階級に続いて労働階級の政治的権利を拡張してゆく道をたどることが必然的であった。ヴィクトリア朝ではホイッグ党改め自由党が、トーリー党改め保守党より3倍長い政権を握り、民主主義の進行が進み改革が次々に行われた。宗教においては「オックスフォード...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。