演習-書評「こんな夜更けにバナナかよ」書評

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    こんな夜更けにバナナかよ 【薯】渡辺一史

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    『こんな夜更けにバナナかよ』書評
     『こんな夜更けにバナナかよ』は進行性筋ジストロフィーを患い、それに伴う重度の身体障害と生きる鹿野晴明という一人の男性と彼の介助にあたるボランティアたちの関係を綴ったドキュメンタリーである。本書が他のドキュメンタリーと一線を画しているのは鹿野とボランティアたちの姿を通して一般人が抱きがちな「かわいそうな存在」といった障害観に疑問を投げかけ、障害者と介助者のあり方について述べた提言書としての役割も果たしている点である。それだけでなく主体的な生き方とは何かを私たちに考えさせもする。本書は主に鹿野の生い立ちと鹿野とボランティアとの関係について書かれている。特に鹿野が自立生活に踏み切るまでの生い立ちは鹿野の障害観を形成したこともあって全体の三分の二という分量を用いて扱われている。かいつまんでここに載せた内容だけでは鹿野やボランティアたちの語りから独特の雰囲気を味わうことはできない。ぜひ実際に鹿野の語りの部分だけでも読んでみることをお勧めする。
    鹿野は小学校六年生の時に進行性ジストロフィーの診断を受け、十二歳から国立療養所で生活し始めた。そこで多くの「死」を目撃..

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