Z1106 道徳教育の研究 第1設題 佛教大学

閲覧数1,470
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
    わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
    質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     道徳教育の意義を考えるにあたって、まず、「道徳」についての定義を述べておく。広辞苑では、「人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対する、あるいは成員相互間の行為を規制するものとして、一般に承認されている規範の総体。法律のような外面的強制力を伴うものでなく、個人の内面的なもの」と定義されている。道徳とは、法律のように外面から強制されるようなものではなく、人間の内面に存在するものであるという定義である。このような定義がある一方、道徳とは社会規範のひとつであって、ある程度外面的強制力をもつものであるとの意見もある。以上をまとめると、道徳には、「個人の自発性に支えられている部分」と「社会から強制されている部分」の二つがあると言えよう。
    この道徳の二面性は歴史上の思想家たちの考えのなかにも表れている。たとえば、ルソーは彼の著書の『エミール』のなかにおいて、「道徳は外から無理やり押し付けられて身に付くものではない。子ども自身の感じ方から生み出されるもの」であると述べており、道徳とは理屈によって強制するものでなく、人間関係のなかで自然と身に付けさせるべきものであると定義している。その一方...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。