聖徳大学 「近代西欧化の社会Ⅰ」 第一課題(評価A)

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    資料紹介

    第一課題:A評価
    夏目金之助―のちの漱石をとりまく人間関係の中で、特に影響のあった人物をあげ、そのいきさつと感想を述べよ。

    <参考文献>
    漱石とその時代 第一部 江藤淳 新潮社 2008年6月
    漱石とその時代 第二部 江藤淳 新潮社 2006年5月
    近代西欧化の社会Ⅰ 聖徳大学通信教育部(著・出版とも) 2009年1月


    <コメント>
    人間関係やいきさつを800字程度で簡単にまとめ、後半では金之助に影響を与えたとされる人物である正岡と対比的、またエピソードから金之助の行動原理を推測していきました。

    まず、何より読むのが大変な科目でした。しかし、色々調べてみると、明治における「近代化・西欧化」だけでないもうひとつの文化人たちの戦いが見えてきて、結構楽しめました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一課題第一設題
     夏目漱石こと夏目金之助に特に影響を与えた人物として真っ先に浮かぶのは、正岡子規こと正岡常規である。なるほど二人は明治二十二年、『七草集』の批評を金之助が、『木屑録』の総評を正岡が書き、以来交流は長く手紙のやりとりも多い。漱石の雅号も正岡から譲り受けた可能性も高い。正岡は金之助の家にも下宿していたこともあるし、死の寸前まで金之助の手紙を待ちわび続けた。そして留学中それに応えることのできなかった金之助は処女作『吾輩は猫である』を正岡に捧げている。特に影響を与えた人物を挙げるなら正岡常規となるだろう。
     しかしどうなのであろうか。私にはこの夏目金之助という人物がそもそも何かに強烈...

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