0747貨幣経済論論<分冊1>日本大学通信教育部/評価S

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    資料紹介

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    【課題】
    貨幣乗数を用いたマネーサプライの決定と流動性選好理論による貨幣需要を説明し、それにもとづいて貨幣供給と貨幣需要による利子率決定について説明しなさい。

    【参考文献】
    速習マクロ経済学/石川秀樹

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「貨幣」には、現金通貨だけでなく、預金通貨も含まれる。現金とは、普段私たちが利用できる現金を意味するため、中央銀行や市中銀行にある現金は含まれない。あくまで、世の中に出回っている現金でなければ、貨幣供給の現金にならない。

     市中銀行が預金として預かった現金をすべて貸し出すと、預金者が預金を引き下ろしに来ても現金を払い戻せなくなる。そのような危険を防ぐために、法律により受け入れている預金等の利益率(準備率)以上の金額を日本銀行に預け入れることを義務付ける制度がある(準備預金制度)。この法律で定められた「預かった預金のうち、最低限、日銀に預けなくてはならない金額の比率」を法定準備率という。

    ハイパワードマネーとは、中央銀行が直接的に供給した現金のことであり、貨幣の元になるという意味で「マネタリーベース」とも呼ばれる。ハイパワードマネー(H)は何倍の貨幣(M)を作り出すかを貨幣乗数(m)と呼ぶため、M=mHの関係になる。つまり、①m=M/Hと言い換えることができる。②貨幣(M)=現金(C)+預金(D)、③ハイパワードマネー(H)=現金(C)+準備(R)であるから、②③を①に代入すると、
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