「社会的学習」について述べよ。(A判定・1972文字)

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    資料紹介

    模倣学習 観察学習 行動主義心理学 条件づけ 一致・依存的行動 代理性強化 モデリング

    タグ

    実験心理学子ども社会心理学習行動幼児言語観察

    代表キーワード

    心理学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会的学習とは、学習者が他者の行動を模倣あるいは観察することによって、モデルと同じ行動の仕方を獲得する学習である。社会的学習には模倣学習と観察学習がある。
     まず、模倣学習について述べたいと思う。模倣を行動主義心理学の立場から実験的に取り上げた最初の研究者は、ミラーとドラードである。彼らは、模倣行動は生得的なものではなく学習されるものであることを、条件づけによって説明している。ミラーらは、次のような幼い二人の子どもの例によって、模倣行動が学習される様子を分かりやすく示している。二人の幼児が裏口の階段に近い寝室で遊んでいる。父親は、子どもたちのためにキャンディーを持って帰ってくるのが常である。兄は父親が階段を登る足音を素早く聞きつけると、戸口に駆け寄った。弟はその足音が何かは分からなかったが、兄の後についてやはり戸口へと走っていった。二人はそこで、父親からそれぞれキャンディーをもらうことができた。弟のこの行動は以前からみられていたものではなく、この日初めてみられたものであったが、次の夜からは、兄が駆け出すのを見るとそれについて走っていくことが多くなった。またそうした後では、兄とともにキャ...

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