佛教大学 漢文学 第1設題

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    佛教大学漢文学R0115

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    「漢文の訓読の要約」
     漢文とは、漢字で表現された中国語の文章である。それは中国人ばかりでなく、日本人、朝鮮人、越南人などによっても書かれているが、中国語として書かれたものでなければならぬ。「古事記」、「万葉集」、「吾妻鏡」は、漢字ばかりで書かれているけれども、中国語として書かれたものではないから、漢文ではない。また、漢文とは、中国語で書かれた文章ではあるけれども、中国人が読むように、その本来の発音また語序によって読む場合のことではなく、日本語に訳して読む場合のことである。且つその訳し方を「訓読」という法則ある方法による場合を、普通「漢文」と呼ぶ。たとえば、「論語」の開巻第一の部分についていえば、原文である中国語の文章は、「子曰、学而時習之、不亦説乎、」であるが、日本語に訳して読むと「わく、びてにれをう、たばしからず。」となり、このように訳し且つ発音する指示として、「子、而レ、不二一乎、」と、いわゆる返り点送りがなを附加したものを「漢文」と呼んでいる。そのため、「漢文」は中国人の読み方とは根本的にちがっている。また、中国語の発音においても、古代中国音と現代中国音では、子音、母音、アクセ...

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