国語学講義(分冊1)

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    日本大学通信教育部合格レポートです。
    次のA・Bに掲げられた事項から、それぞれ一つずつ選び、八〇〇字から一〇〇〇字程度で説明しなさい。
    Aからは「ハ行子音の変遷とハ行転呼音」を、Bからは「片仮名の成立と用法上の位相」を選択し解答しました。

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    国語学講義
    0 314 分冊1
    A.ハ行子音の変遷とハ行転呼音について
    文字の発達の歴史は表意文字→音節文字→単音文字の過程をたどる。又、漢字の伝来は四世紀末から五世紀初めに朝鮮から日本に伝わったとされるが、この中国語表記の漢字を日本語表記に使用する事は容易ではなく、その為、奈良時代に万葉仮名文が現れた。これは日本語の文法に従い、万葉仮名・和語だけで書かれた文章様式で、次の平安時代の仮名文につながるものである。
    この万葉仮名を見ると、「ヒ・ヘ」を含む十三音についてそれぞれに甲類・乙類の二種類の異なった音が存在した。これを上代特殊仮名遣いといい、音韻の差異を示している。
    又、具体音を内外の文献資料などから推定したところ、語頭と語頭以外の区別なくハ行子音は奈良時代以前、両唇破裂音の[P]音であったらしく、更に奈良時代には無声両唇摩擦音[Փ]音に変化した様である。この事は、中世末期にローマ字で記述したキリシタン資料にハ行の文字が [fa,fi,fu,fe,fo] で転記されており、「ファ、フィ、フ、フェ、フォ」に近い発音であった事がわかる。この変化は唇の緊張が緩むと[P]音から[Փ]音に変化..

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