日本史概論分冊2

閲覧数3,007
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    次の二問について、すべて答えなさい。
    一、徳川綱吉が将軍に就任した時から寛政改革までの幕府政治の動向を概観しなさい。
    二、自由民権運動の生成とその推移、明治政府の態度と憲法制定にいたる経緯についてのべなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本史概論 分冊2
    参考文献
    江戸幕府の権力構造 北島正元 102-115 岩波書店 1964/09
    明治維新と天皇 遠山茂樹 90-120 205-230 岩波セミナーブックス1991/01/28
    設問1
    五代将軍綱吉の頃から幕府財政は諸国の幕府直轄金山・銀山の枯渇傾向、長崎における海外交易赤字による金銀の流出、明暦の大火等の災害により深刻な財政危機に陥った。綱吉は、勘定奉行に荻原重秀を抜擢して解決を図った。荻原は元禄小判による貨幣改鋳で財政問題を一時的に解決するが結果としてインフレ状況を生んだ。しかし、このインフレ政策や寺社改築等公共投資により、金回りが良くなって好景気となり、元禄文化が華開いたされている。その後、間部詮房や新井白石が幕政改革を行い、勘定吟味役の創設、正徳金銀発行による綱吉時代の財政矛盾の解決を行ったが、将軍家宣・家継があいついで早世したため、改革は中途半端に終わってしまう。
    八代将軍吉宗が最も気にかけたのは米価の安定であった。商品流通・貨幣経済の発展に伴い、諸物価の基準であった米価は下落を続け、「米価安の諸色高」と言われた状況にあり、米収入を俸禄の基本とする旗本・...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。