P6302 米文学史 リポート 第1設題 (A評価)

閲覧数1,792
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【設題】エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについて述べよ。

    あくまで参考資料としてご利用ください。
    5ページ目は参考文献と脚註に利用しています。
    なお、評価所見(A)は「良く出来ています」でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについて述べよ。
    エドガー・アラン・ポー(1809-1849)はアメリカ最大の文豪である。作品では極力、現実的なものを排除して、幻想的な世界の構築を試み、そうした世界の中で至上の愛や美を表現した。散文詩、短編小説、推理小説において、新しい分野を開拓し、詩論や批評にもすぐれ、後世の文学に多大な影響を及ぼしたが、彼の作品は当初、故国アメリカよりもむしろヨーロッパで評価された。とりわけ、ボードレール(1821-1867)によるポーの翻訳は、フランス象徴派の文学観に大きな影響を与えている。以下、短編小説、詩、評論の3分野について論じる。
    ●短編小説
    『アッシャー家の崩壊』(1839)は屋敷、不可解な病、怪奇現象など、ゴシック小説のモチーフが取り入れられた恐怖小説である。狂気もまたポーの多くの作品に見られる要素であり、『黒猫』(1843)ではその狂気から飼い猫と妻を殺害してしまう主人公(語り手)が描かれる。怪奇現象も含まれている点で、『アッシャー家の崩壊』と同じく、この作品もまたゴシック風の恐怖小説と言える。『モルグ街の殺人』(1841)は、初の推理小説...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。