英米文学概説分冊2

閲覧数1,611
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    一発合格のレポートです。
    参考資料:ENGLISH LITERATURE

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    8 / 10

    8 / 10

     Shakespeareの劇の特性を、ストーリー、性格描写、構成、雰囲気の4つの観点から論じる。

     まずストーリーは、小説と同様、劇の基本であり(小説同様、最も興味深い点というわけではないが)、その価値は構成と場面によって発揮される。劇作家にとって、ストーリーを語ることは、小説家のそれに比べ難しい作業である。なぜなら、小説家が文章のどこにでも、過去の出来事を記述できるのに対して、劇は、パフォーマンスによって成り立つものである為、劇作家自らが舞台の前に立ってこれを語ることができないからである。必要な情報は、劇の中で登場人物が直接語らねばならない。このため、劇の冒頭は劇作家にとって難題となる。Shakespeareは、この技法に長けている。例えば、The Tempestの冒頭は、無人島の嵐の場面に始まる。島には、12年前に悪意ある弟によって国を追われた魔術師のDuke Prosperoと娘のMirandaが、小さなボートで流れ着いて暮らしている。嵐で船が難破するが、これにはProsperoを追放した敵達が乗っている。嵐はProsperoが起こしたのだった。...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。