【中国仏教文化史】大般若会について

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    大般若会の歴史
     大般若会は唐の玄奘三蔵が漢訳した『大般若波羅蜜多経』600巻を転読する寺院の年中行事である。現在では転読というと『大般若経』各巻の経題、訳者名を読み上げることをさし、真読の対義語として定義づけられている。しかし、平安時代における転読は600巻を日かけて継続的に全巻を読誦することを指していた。これが略読の意味で用いられたのは江戸時代からだといわれている。
     まず、この『大般若経』の篇遷とその思想について一瞥しておきたい。先にものべたように『大般若経』は玄奘によって中国にもたらせられたものである。玄奘は貞観3年(629)にインドに渡り求法した後、同19年(645)に中国に帰国した。このとき玄奘は657部の原典を将来し、その中には『大般若経』も含まれていた。帰国後玄奘は唐の高宗のもとで顕慶5年(660)正月より漢訳を始め、龍朔3年(663)10月にその作業を終えた。玄奘が示寂したのが664年であったことからも、『大般若経』が生涯最後の一大事業であったことがうかがえる。
     般若経は「般若部」や「般若経典群」などと総称され、『大般若波羅蜜多経』も「般若部」の一つである。また般若..

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