経済学説史分冊2 日大通信

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    K.マルクスの「余剰価値学説」について

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     マルクスの、剰余価値学説というのは、リカードの投下労働価値説を受け継ぎ、利潤の源泉が剰余価値であるとした学説である。これは、資本家の利潤は、労働者からの搾取であると解明した理論である。搾取とは、階級社会において、生産手段の所有者が生産手段をもたない直接生産者から、その労働の成果を無償で取得することである。
     マルクスは、労働を特殊な商品として考えた。価値は生産物の属性ではないとし、生産物=使用価値を形成する具体的有用労働と、価値を形成する抽象的人間労働に区別した。
    価値は抽象的人間労働自身の塊であり、具体的有用労働の形成物ではないから、生産物=使用価値とは別の存在であるとした。これを労働の二重性という。
    マルクスは、労働と労働力の違いを明確化した。労働力とは人間の労働能力の要素の総和、生産力の主体を指し、それによって生み出される行為を労働と呼んで両者は厳密に区別されている。
    労働の価値とは、現にその労働者が従事している仕事の価値のことで、労働力の価値は、その労働者が身につけている技能の社会的価値のことをいう。
     資本家は、労働者の労働力に対して賃金を支払い、それ以上の価値を生みだすよ..

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