租税論分冊2 日大通信

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    所得税の所得再分配効果について

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     所得税とは、個人所得税と法人所得税とに分けられる。日本では前者を。所得税、後者を法人税と呼んでいる。
     所得税とは、個人の所得に対して、一年間で得た所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用した税である。対象者は、居住者ならびに日本国内に源泉のある所得を有する非居住者となっている。つまり、日本で働いている人といってもいい。
     所得は、その性質から十種類に分かれている。十種類の所得とは、①利子所得、②配当所得、③不動産所得、④事業所得、⑤給与所得、⑥退職所得、⑦山林所得、⑧譲渡所得、⑨一時所得、⑩雑所得である。
     控除されるのは、所得の格差をなくしていくためで、これを所得の再分配機能と呼ぶ。控除された所得に対して、日本では累進課税が適用されている。
     まずは、累進課税について述べていく。累進税とは、所得が多くなるに従って、段階的に税率が上がっていく、つまり、高くなっていくというシステムである。支払いの能力が高い人からは多く、能力の低い人からは少なくというのが目的である。これによって、税負担を公平に行えるというメリットがある一方で、努力をした分だけ税率が上がっていく、努力の割..

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