日本文学概論第2設題

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    芥川龍之介の『鼻』を読み、出典と比較して論ぜよ。
     芥川龍之介の『鼻』は今昔物語の「池尾禅珎内供鼻語」を典拠に作られた作品である。その出典である「池尾禅珍内供鼻語」のあらすじは以下のとおりである。
     今は昔、池の尾というところに禅智内共という僧が住んでいた。非常に真面目な僧で、弟子たちも多く集まり寺はおおいに栄えていた。彼の鼻は少し変わっており、五六寸ばかり長さがあり、色は赤紫で顎の下まで垂れ下がるほどだった。その鼻が痒くなり我慢できなくなると、熱いお湯で鼻を茹でて、弟子達に踏ませるのである。そうすることで鼻は普通の人並に小さくなり、かゆみも無くなるが、二、三日すると再び痒くなり膨らむのである。また、食事の時には、弟子の一人が、内共の鼻の下に板をあて、鼻が椀に入らないようにするほどであった。ある日、いつも板を持つ係の弟子が病気で寝込んでしまい、皆でどうするか迷っていたところに、寺の給仕に使っていた小僧が、自分が持ち上げようと言うので、持ちあげさせてみると上手にやってみせた。ところが、小僧がくしゃみをしたはずみに板が動いて、内共の鼻が粥の中に落ちてしまった。内共は激怒し「わしではなくても...

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