国文学講義Ⅰ(上代)分冊1

閲覧数1,596
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    記紀歌謡における反復法の起源とその理由について説明しなさい。
    ポイント →通信教育教材をよく理解するとともに『記紀歌謡』の歌を注釈書を用いて理解すること
    キーワード →観念語、誦謡、韻、繰返し
    参考文献 →*『古代歌謡集』(日本古典文学大系・岩波書店)『古事記』(新編日本古典文学全集・小学館)

    参考程度にどうぞ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    平成25・26年度 国文学講義Ⅰ(上代) 分冊1
    記紀歌謡における反復法の起源とその理由について説明しなさい。
    ポイント →通信教育教材をよく理解するとともに『記紀歌謡』の歌を注釈書を用いて理解すること
    キーワード →観念語、誦謡、韻、繰返し
    参考文献 →*『古代歌謡集』(日本古典文学大系・岩波書店)『古事記』(新編日本古典文学全集・小学館)
     記紀歌謡における反復法の起源とその理由について説明する。記紀歌謡とは、古事記と日本書紀に出てくる歌謡のことであり、反復法とは記紀歌謡の修辞法の一つである。
     記紀歌謡では、反復法が多く使われているが、その理由として上代人の表現法の未熟と、誦謡の必然性が挙げられる。表現法の未熟は上代人の知性の貧困さから来ており、彼らはまだ言語表現力を持ち合わせていない。なので初めに見出した観念に捉われ、同一の観念語を繰り返すこととなる。発表しようとする内容的感情や思想が多分にあっても、これをある一定の観念語に整理統合して順序よく発表するだけの言語的表象能力をまだ持ち合わせない。内部心情を表出すべきある種の観念が浮かんだとしても、それに関するいくつかの連想的観念が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。