英語学概説分冊2

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    倒置とは通常の語順を変更させることであり、文法上の義務的な倒置と文体上の倒置がある。疑問文をつくるために主語と動詞を入れ替える等の文法上の倒置の他に、強調するための表現として語順を入れ替えるといった文体上の倒置とがある。話し言葉のように、言葉の強勢により焦点をはっきり示すことができない書き言葉では、倒置により特殊な配列をつくることにより焦点を明示する効果がある。代表的な倒置現象としては以下のようなものがある。

    否定の焦点化

    否定表現を文頭に置くことで新情報を「焦点」とし、強調することができる。この場合、必ず否定副詞の後ろの語順は疑問文的な語順となる。

    Nothing I could find.(英語学入門p.228)

    また、倒置の起こっている否定文は文否定の時だけであり、まったく同じ前置詞句を用いた場合でも、倒置が起こっていない時は構成素否定、もしくは部分否定となり、文章の意味はまったく違ったものになる。

    例2a) In not many years will Christmas fall on Sunday.

    例2b) In not many years Christma...

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