佛教大学 教科内容研究図画工作 幼児の造形表現活動に対する指導と援助のあり方 幼児造形の教育的意義や描写表現の一般的発達過程

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    資料紹介

    2012年度の教科内容研究図画工作のテキストは「保育内容表現(新保育シリーズ)」です。 このリポートは、参考文献として「美術教育概論」を使用しております。

    リポート設題は変わっていないので、リポート作成の際に参考になるかと思います。
    どうぞご活用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『幼児の造形表現活動に対する指導と援助のあり方について、幼児造形の教育的意義や描写表現の一般的発達過程と関連づけて述べなさい』
     幼児の造形表現活動は、子どもの全人格的な自己表現活動である。幼児は、自己の感情や思考に応じて、自由に夢を描き、ものをつくり、道具や材料を操作して、自己の感情や思考を率直に実現しようとしているのである。幼児を望ましい方向に発達させるには、幼児の自ら成長しようとする力を引き出してやることが重要な視点となる。幼児の心理的、精神的傾向や発達段階、人格的構造といった幼児理解や、幼児の表現の理解なくして、幼児の造形教育は始まらない。
     幼児の自由な表現活動を育てるためには、濃いめに溶いた絵の具と太い筆で、大きな紙一杯に描かせるような、体全体を使って行う、大きく自由度の高い活動ができる表現活動を設定してやることが大切である。これは、細かな運動感覚は十分に完成していない時期のため、細かな筋肉を使う繊細な表現活動を設定すると、幼児の表現への意欲が後退し、うまくいかないという緊張感だけが後に残り、意気阻喪の原因を防ぐ、教師の指導の一つのありかたである。
    また、幼児に共通して、き...

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