ジャーナリズムと権力

閲覧数1,954
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「ジャーナリズムと権力」
    ジャーナリズムは不偏不党が求められるとよく言われるが、ジャーナリストにはそれぞれの立ち位置があり、純粋な客観性などというものはありえない。日本のジャーナリズムが、客観報道という建前を置いているのは問題だ。中立を名乗るのではなく、自らの立場を明確にするべきだ。メディアは強い「力」を持っており、メディアに携わる者はそれを自覚しなければならない。そして市民を味方につけ、人々の「知る権利」の代理人としてしっかりと機能する必要がある。
    「ジャーナリズム」とは何か。それは「真実を追及する姿勢」といったように理解している人も多いかもしれない。だが田原総一朗の『ジャーナリズムの陥し穴』によれば、それは結局、「真実に近いものを掘り出す作業」であるそうだ。

    さらに田原は、次のように述べている。

    「“中立”“公平”あるいは“客観性”というものが、取材の常識のように語られている。しかし、ジャーナリストにはそれぞれの立ち位置があり、純粋な客観性などというものはありえない。すべて色付きである。

    かつて、全共闘の学生たちと機動隊がぶつかることがあった。学生たちの側から見れば、完全防備...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。