国文学基礎講義 分冊1

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     蜻蛉日記は、藤原道綱の母が十九歳の頃に当時の貴族の中でも身分の高かった兼家と結婚をしてから二十一年間の結婚生活について書いた日記である。
     当時の兼家は、二十六歳で時姫という妻があり、長男の道隆も生まれていた。
    蜻蛉日記の編者は、美しく、「更級日記」の作者、菅原孝標の娘の母親の異母姉でもあり、歌人としても有名であった。
     蜻蛉日記は、一夫多妻制の時代の中で、兼家の愛情をひたすらに独占しようと苦悶した女性の悲哀に満ちた日記でもある。
     当時の結婚は先ず歌のやりとりから始まる。初めは女性側は返事を出さないのが普通だが、兼家は身分が高かったので、編者の母親が返事を出すように促す。しかし、編者は返事を出すに腰が重い。何故なら、兼家の手紙のよこし方は、手引きをする侍女がいて、美しい紙に流麗な筆跡の手紙が届けられるという優美な方法ではなく、馬に乗った侍を使いにして、編者の家の門を叩かせるという不躾な方法であり、手紙も美しい紙に侍女が手引きした様なものではなく、ぞんざいな書き方であったためである。
     しかし、返事を出さないでいると、兼家から再び「これを初めにて、またもおこすれど、返りごともせざりな..

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