【佛教大学】倫理学概論 第1設題[A評価] + 第2設題[A評価]

閲覧数3,990
ダウンロード数102
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ■第1設題 A評価
    アウグスチィヌスの『告白(録)』を読んで、アウグスチィヌスの神学的倫理観の特徴について論じること。

    ■第2設題 A評価
    カントの『純粋理性批判』を読んで、「純粋理性の根本法則」について知るところを書くこと。

    ■参考文献
    『倫理学概論』小笠原秀実 佛教大学 1974年7月
    『告白録』宮谷宣史 教文館 1993年9月
    『世界の名著14アウグスティヌス』山田晶(編)中央公論新社 1968年1月
    『アウグスティヌス講話』山田晶 講談社 1995年7月
    『純粋理性批判』篠田英雄(訳) 岩波文庫 1961年8月25日
    『カント「純粋理性批判」入門』黒崎政男  講談社 2000年9月8日

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ■アウグスチィヌスの『告白(録)』を読んで、アウグスチィヌスの神学的倫理観の特徴について論じること。
    (テキスト 第二編 第一期 第一章 にて学習)
    1、アウグスティヌスの倫理観の特徴
    アウグスティヌスの倫理観は、神学と哲学の二元論的特徴を持つ。
    まず、神学的な部分について。キリスト教では「世界の創造」という現象を、全知全能の神によるものと考える。この考えに従うと、神の心の中には「世界はこうあるべし」という当為が存在することになる。なぜなら、モノを作る際には「AとはBという性質を持った物である」という定義が必要不可欠だからだ。これは「人の創造」にも同様のことが言える。そして「世界や人はこうあるべし」という様々な当為を端的に表すものが聖書である。アウグスティヌスの倫理観は聖書の教えに基づいており、その意味で神学的であると言える。
    次に哲学的な部分について。神の当為について前述したが、一方で、神の存在と現実世界には様々なパラドックスが存在する。例えば、人間は常に神の当為に従って生きているわけではない。古くはアダムとエヴァが禁断の果実を口にし、カインとアベルがモーセの十戒を破った。十字軍やア...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。