佛教大学 教育社会学 第1設題 A判定

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    資料紹介

    佛教大学 教育社会学 A判定
    第1設題:学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べてください。

    所見:「学歴社会とは何か」について、テキストに沿ってしっかりと定義されています。また、学歴社会の現状と問題点も正確に考察できています。学歴社会は、時代的な背景もあり、これまでは主として人材の配分機能を担う役割を果たしてきましたが、教育の機会均等の視点からは大きな批判を浴びています。とりわけ格差社会などといわれる現代においては不平等がそのまま再生産されていないのかといった議論もあります。学力低下の問題とも関連させながら考えてみてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べてください。
     学歴社会とは、「社会における社会的・職業的地位などの配分の基準として学歴が重きを占める社会」のことである。日本では戦後の経済発展を遂げる中で教育機会の拡大が進められ、今や高校卒業後の高等教育機関への進学率が50%を越える数少ない高学歴社会国のひとつとなった。

     しかし日本では、学歴社会というものに対して嫌悪感を持つ人も多く、批判的に語られる風潮がある。そこには、能力や成績による子どもたちの序列化を差別的な教育ととらえる日本人の認識がある。そしてそれによって落ちこぼれが生まれ、いじめや不登校、非行といった問題を引き起こしているとも言われているが、果たして本当にそうなのだろうか。(テキスト、33, 34頁)

     そもそも戦後の教育機会の拡大は、明治維新期に富国強兵を掲げた国家改革を進めるにあたり、優れたリーダーを質量の両面で安定して養成することを目的として行われた。封建社会下の身分制を脱し、学校という場に広い諸階層の子どもを集め、ルールの元で競わせる。そして学校でのパフ...

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