日大通信-国際金融論分冊1-合格レポート

閲覧数1,890
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【平成25年4月1日から平成27年3月31日有効】
    変動為替レート制下で資本取引が自由化された場合、マクロ経済政策(金融政策および財政政策)の有効性はどのようになると考えられるか、マンデル=フレミング・モデルを使って説明しなさい

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     変動為替レート制度下で、資本取引が自由化された場合のマクロ政策の有効性は、どの様になるかをマンデル=フレミング・モデルを用いて説明する。
    はじめに、マンデル=フレミング・モデルは、IS-LM分析を開放経済体系に拡張したモデルの呼び名である。IS-LM分析は、ヒックスがケインズ理論をグラフで図示したものであり、その名の通りIS曲線とLM曲線を用いてマクロ経済を分析する。この時に財市場と貨幣市場の同時均衡について考慮する為、財政政策及び金融政策の効果の分析において重要となるモデルである。
     続いて、IS曲線とは財市場を均衡させる国民所得(Y)と金利(i)の変動による変化を右下がりの曲線で示したものである。IS曲線はその特徴として金利(i)が上昇すると国民所得(Y)が減少し、金利(i)が減少すると国民所得(Y)が増加するという性質がある。財市場とは、生産された財が取り引きされる場であり、マクロ経済学で一般的に考えられる財市場の均衡条件は「総需要=総供給」とされる。財政市場が均衡し、総需要と総供給が一致した状態とは、売れ残りも品不足も発生していない状況を示す為、このIS曲線より上方では、財市...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。