佛教大学 M6104日本文学概論 科目最終試験⑥題

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    資料紹介

    ●最新版の科目最終試験問題の解答です。
    ●教科書に忠実に、600~800字程度でまとめています。
    ●私は現在、単位はすべて習得済みです。およそ80~100点をつけて頂いているので、完成度には自信があります。
    ●資料を丸暗記、もしくは自分の意見をプラスすれば高得点だと思います。
    ●レイアウトにも気を配り、見やすい資料に編集済み。ぜひ参考にしてください。

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    科目最終試験 日本文学概論



    (01)伝記研究とはどのような研究方法か?その有効性と問題点について、具体的に説明しなさい。

    伝記研究とは、その作家がどのような人生を歩んできたのかを明らかにすることである。文学作品が作家の精神活動の産物である以上、作家の伝記を明らかにすることは文学研究の基礎的な作業である。

    研究方法は、一つは作家がどのような家庭に育ったかについて、作家の系図を調べること。二つ目に、作家の内面を知るために日記を読むこと。三つ目に、書簡を調べることが挙げられる。それぞれに、有効性と問題点があるので、以下に述べてゆきたい。

    作家の系図を辿る方法では、作家の家庭環境を探ることで、作家の人生や作品についての新しい発見につながる。例えば、森鴎外の「舞姫」は発表当時、周囲からは完全な創作だとみなされていた。そんな中、鴎外の妹である喜美子の夫である小金井良精の日記にて、ドイツ女性の来日と帰国の事情が書かれており、物語のかなりの部分が鴎外の実経験から着想を得ていることが分かっている。これは系図を探り、鴎外と良精の関わりが判明することで、初めて有効性の実証される資料である。問題...

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