宗教学「マイクロファイナンスとイスラーム金融」

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    資料紹介

    イスラーム金融について学んだ「宗教学」の授業のレポートです。グラミン銀行の「マイクロファイナンス」を軸に、バングラデシュにおける貧困とマイクロファイナンスの関係を探りながら、国際協力の分野でのイスラーム金融の将来性を論じています。[3300字程度]

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    マイクロファイナンスとイスラーム金融
    ◆はじめに
     昨今、国際社会においてイスラーム金融は注目を浴びている。その背景には、世界的な原油価格の高騰により潤沢なオイルダラーを抱えた中東産油国の投資ニーズの高まりがある。90年代に米国の金融機関がバーレーンに金融子会社を設立したのを皮切りに、世界中の主要な国際商業銀行がイスラム金融に参入している。

     一方、イスラーム金融は、「国際協力」の分野でも世界的に注目を浴びている。特に、ムハマド・ユヌス氏が創設し、ノーベル平和賞を受賞した、グラミン銀行の「マイクロファイナンス」という仕組みが有名である。しかし、当のバングラデシュでは“グラミンについてどう思うか?”と問うと、顔をしかめる市民が多い。

    果たして本当に、イスラーム金融は貧困を解決する手段になりえるのであろうか。このレポートでは、バングラデシュにおける貧困とマイクロファイナンスの関係を探り、国際協力の分野でのイスラーム金融の将来性を論じていく。
    ◆バングラデシュにおけるイスラーム金融
    ⅰ「アジア最貧国」バングラデシュ
    バングラデシュとは

     初めに、数少ないアジアのイスラーム国家であり「ア...

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