新経済学原論目次

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    従来の「経済(Economy)」には大きな自己矛盾点が潜んでいたことは、経済概念誕生の起源であるοικονομ?α(Household management)(家政術)、つまり、ミクロ経済から逸脱した、政治経済学(Political Economy)、つまり、マクロ経済に歪曲されていた点を先ず指摘しておかなければならない。
    明治維新によって誕生した近代国家日本の黎明期において、やはり、従来の「経済(Economy)」は経済の本質から大きく歪曲されたものとして導入されたのである。
    冒頭に列挙した歪曲された経済概念の自己矛盾点に気づき、是正することによって、「新しい経済概念」が自から、その姿を現すのであるが、その前に指摘しておかなければならないのは、市場経済(Market economy)も計画経済(Planned economy)も、所詮は同じ穴の狢に過ぎない点である。
    畢竟、経済の本質的な分類は、伝統経済(Traditional economy)、市場経済(Market economy)、計画経済(Planned economy)という区分けでは為され得ず、ゲマインシャフト(共同社会:Gemeinschaft)とゲゼルシャフト(利益社会:Gesellschaft)の区分けによって為されるものであることを露呈している。
    言い換えれば、共産主義・社会主義と自由・資本主義といったイデオロギーの対決ではなく、ゲマインシャフト(共同社会:Gemeinschaft=共産主義)とゲゼルシャフト(利益社会:Gesellschaft=社会主義・資本主義)の本質的な相克であることを理解せずして、「新しい経済概念」は発生し得ないのである。

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    新経済学原論 目次
    新田論
    経済(Economy)」とは、人間社会における生産・分配・流通・消費等の活動をめぐる関係性の総体をいうが、経済(Economy)という言葉が誕生したのは、古代ギリシャ語のοικονομία(Household management)(家政術)に由来する。 οικος(Oikos = House)は家を意味し、νομος(Nomos = To manage)は法や慣習を意味する。 Economyという英語においても、「家計、財政」、「節約、倹約」という意味と共に、「(自然界における)理法、秩序、有機的組織」という意味もあるのは、οικονομία(Household management)(家政術)という古代ギリシャ語を語源としているからで、経済(Economy)の本来の意味は家庭の中を治めるための財の扱い方を指す。 近代経済学でいうところのミクロ経済が経済(Economy)の本来性である。 近代になって、これを国家統治の単位のマクロ経済にまで拡張し、家庭を治める経済(Economy)と区別して政治経済学(Political Economy)という名称が登場、..

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