国文学講義Ⅳ(近世) 分冊1 2014 合格レポート

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    課題 『猿蓑』所収の歌仙「市中は」の巻の表六句を評釈しなさい。
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    国文学講義Ⅳ(近世) 分冊1 平成25・26年報告課題
    <『猿蓑』所収の歌仙「市中は」の巻の表六句を評釈しなさい。>
     『猿蓑』所収の「市中は」歌仙は、草稿と考え得る本文を異にした巻子本が二本と、草稿過程を示す断簡が一本伝存しており、実際の興行後、刊行の定稿形に至るまで、何度か推敲・改稿が繰り返された。実際の興行は、元禄三年六月上旬から中旬にかけて、芭蕉が滞在していた凡兆宅での興行とされている。では、「市中は」の巻の表六句について、評釈を述べていく。
     発句は、凡兆の「市中は物のにほひや夏の月」である。この句は、「町の中は、夏の夜の暑さが籠もり、さまざまな生活の臭いが漂うが、夏の月は涼しげな光を放っている」と解釈できる。「物のにほひ」という大まかな表現によって、夏の夜の蒸し暑さがイメージされ、さらに切字「や」を介して天上の涼しげな月とを対照している。『和歌題林抄』に、「夏の月は泉の水に宿し、霜かと見えて光涼しき心を詠む」とあるように、夏の月の涼しげなイメージをうまく取り入れた作品である。発句の条件である、①切字を必要とすること、②当季を結ぶことも、満たされている。
     脇句は、芭蕉の「あ..

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