教育心理学1【Z1103】 2013年度佛教大学レポート

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    資料紹介

    第1設題 児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
    テキストの内容を中心にまとめました。評価はAで、「現代的モラトリアムの存在を指摘しておりよい」とのことでした。

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    第1設題 児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
     児童期は、親からの分離の動きが現れる幼児期と、心理的な自立を果たそうと揺れ動く青年期との間にあり、身体発達も比較的緩やかで情緒的にも安定した時期であるといわれる。しかし、新たに始まる学校生活の経験は発達の様々な側面に影響を与える。

     岡本夏木が指摘しているように、まず考えられる変化は「二次的ことば」の習得である。幼児期は、狭い対人関係の中で生活していたため、「一時的ことば」を使うことが出来れば問題がなかった。「一時的ことば」とは、具体的な事柄について、状況の文脈を共有し合っている者同士でしか通じない言葉である。

     子どもは学校の授業で、脱文脈的な「二次的ことば」を用いることが要求される。このことばの機能は「行為する自分」「みる自分」の間で交わされる内言の働きに支えられている。こうして、ことばは欲求や意図だけではなく、思考や経験を伝え、新しい概念や知識を生成していく働きを担うようになる。

     児童期になると、子どもは間接的な経験から物事の名称を知...

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