佛教大学 M6701 R0705 文学概論 第二設題

閲覧数2,246
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    佛教大学通信課程のレポートを作成する際に参考になれば幸いです。

    【設題】
    「文学概論」の「詩」を読み、詩とはどのようなものかについてまとめよ。

    添削担当者の評価を以下に示します。
    【設題の把握】 十分
    【テキストの理解】 十分
    【評価】A
    添削者からの訂正が無く、合格でした。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    本稿では、Ⅰにおいて「詩とは何か」を、Ⅱにおいて「詩の分類」を、Ⅲにおいて「詩語と詩形」について、それぞれまとめることとする。
    Ⅰ 詩とは何か
     多くの地域で非常に古い起源を持ち、「韻文詩」と「散文詩」という形式に分けられる。そもそも詩とは、言語の表面的な意味だけではなく、美学的・喚起的な性質を用いて表現される文学の一形式である。
     「韻文詩」は一定の定まった形象を感覚させる一定の規則(韻律)に則って書き表され、音韻を用いることで、一定の外面的なリズムを保っている。詩の非常に多くはこの「韻文」の形式である。一方で、「散文詩」は、韻律の制約を受けず、押韻や排偶を用いないことを特徴とする。「散文詩」は、一定の外面的リズムをこそ持ってはいないが、作者の感情などが内面的なリズムとなって詩を形成している。
     「散文詩」と「散文」の違いは、この内面的なリズムが有無による。この内面的なリズムを吉田精一はその著『文学概論』の中で、「ポエジィpoesie」という概念として紹介している。ポエジィとは、詩的精神や詩の本質というものにあたる概念であり、詩作活動における意義は、人の内生命と知識と、時間と、不安と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。