日大通信_商法1_分冊2(合格レポート)

閲覧数1,920
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日大通信 商法1(分冊2)の合格レポートです。
    レポート作成の参考にご利用ください。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    問い:旅行者がホテルの自室でトランクを盗まれた場合、ホテルはその損害について責任を負うか。
    本事例を検討するにあたり、まず商法で定められている場屋営業者の責任について概説し、その後本事例について考える。

    1.場屋営業の意義
     場屋営業とは、客の来集を目的とする場屋の取引を営業(502条7号)とすることをいう。ホテルなどは、この場屋営業に該当する。
     商法は、この場屋営業に関し、その場屋において営まれる各行為については何らふれず、多数来集する客の所持品の安全をはかるために、場屋営業者に対して寄託に関する特別規定を設けている。

    2.場屋営業者の責任
    (1)客から寄託を受けた物品に関する責任
    場屋の主人は、客より寄託を受けた物品の消失または毀損につき、その不可抗力によって生じたことを証明しない限り、その損害の賠償責任を負う(594条1項)。ここに客とは、場屋取引における設備の利用者をいい、現実に利用していなくとも、設備利用の意思をもって場屋に入った者と認められ得ときは場屋の客ということができる。

     また、ここに不可抗力とは、営業者の外部から発生した出来事であって、通常必要と認められる方...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。