M6106 日本語学概論レポート 第1設題&第2設題セット

閲覧数3,876
ダウンロード数49
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    2015年作成の最新版です。
    ともに合格済み(A判定)。

    参考にご活用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「仮名づかい」について述べなさい。
    仮名遣いとは何か。指定のテキスト(『国語学』宇野義方編、学術図書出版社)には、「仮名遣いとは、国語を仮名で書き表す場合、どんな仮名を用いるかについてのきまりである」と記載されている。日本語を運用するにあたり、非常に重要なものであるといえよう。

    しかしそれ故、様々な問題定義もされている。当初、平仮名・片仮名が用いられ始めた頃は一つの音節に対して一つの仮名が対応していたため、仮名遣いの問題は起こらなかったという。しかし平安時代中期以降、音韻が変化し、それまで区別のあった「い・え・お」と「ゐ・ゑ・を」の音が同音となり、さらに語中・語尾の「は・ひ・ふ・へ・ほ」と「わ・ゐ・う・ゑ・を」の音が同音となったので、これらの音の仮名表記には二種類以上の仮名が使用されるようになり、それぞれを区別して書き表すことが困難となったという。今回は3種類の仮名遣い、定家仮名づかい・契沖仮名づかい・現代仮名遣いについて述べる。定家仮名遣いは歌人に用いられたものである。藤原定家(1162-1241)は、その著『下官集』の中で「を・お」「え・へ・ゑ」「ひ・ゐ・い」の三種八文字の仮名に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。