豊岡短期大学通信教育部の合格レポートです。ご参考までにお使いください。
設題1.乳幼児の身体発育の評価について説明しなさい。
こどもの保健Ⅰ
設題1 乳幼児の身体発育の評価について説明しなさい。
人間の一生は、1個の受精卵から始まり、成人になるまでに約60兆個の細胞数に達する。動物において、身体の大きさや形態が変化していく過程を「成長」と呼ぶ。また、運動機能や精神機能などの機能や臓器や器官が成熟していく過程を「発達」と定義する。さらに「成長」と「発達」を合わせた概念を「発育」と呼ぶ。
出生時の身体発育は、在胎週数に関連する。その後の成長過程を観察する場合、体重、身長、胸囲が一般的であり、乳児や幼児期の初期には、頭囲もあわせて観察する。乳幼児身体発育調査は、乳幼児の身長、体重、頭囲及び胸囲などを計測するとともに、乳幼児の栄養方法、運動・言語発達などもあわせて調査し、さらに子どもの成長、発達に影響を与える母親の生活習慣、身体計測値、妊娠中の異常、在胎週数、出生順位などについても調査するものである。
乳幼児の身体発育の評価は2通りある。1つは、乳幼児身体発育調査に代表される横断的調査により、その結果を性別、年齢別に平均値を示し、それをつないで発育曲線として表す。これをパーセンタイル曲線という。パーセンタイ...