国文学講義Ⅴ(近代)_分冊2

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    【日大通信】国文学講義Ⅴ(近代)_ 分冊2 合格レポートです。
    H25-26年度課題「永井荷風の文学的特色を記し、代表作一つをあげて鑑賞せよ」

    いくつか課題は指摘されましたが、「荷風文学の特色については一定の理解に到達しているようです」との講評をいただきました。
    参考用にお使いください。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    永井荷風とはどんな人物だったのか。八十年近い生涯のうちで、彼の芸術と生活を方向付けた最大の体験は、明治三十六年から四十一年までのアメリカ、フランスへの外遊であろう。荷風の外遊は「家庭の希望で実業家となる為」であったが、それによって彼は、個人の自由と独立を基調とする市民精神の本質を体得できた。またフランスでは、「今まで嘗て知らない新しい事に感付いたのは、例令如何なる事があろうともクラシックの文学を閑却してはならぬと云ふ事である」という自覚を得た。フランス近代文明を支えているのは歴史と伝統であり、それがほどよい調和と秩序を保ち、社会と芸術に一層の深みと味わいを添えているように思われたのである。帰朝後の荷風が明治日本の過渡的文明の審美的批判者として活動するのはこの経験と自覚があってこそである。
    小説家荷風の出発は広津柳浪門下の時に始まるが、その後、ゾラの自然主義に傾倒し、小説『地獄の花』(一九八六年)を著し、相馬御風に「自然主義作風の一人」と評された時期があった。外遊はちょうどその時だったわけだが、外遊中にゾラから脱し、同じ自然主義でも、ありのままの人生の断片を「現実そのものよりも、より完全..

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