中央大学通信「民法4(債権各論)」(2015年度)第1課題【評価B】~同時履行の抗弁権~

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    【課題文】
    (1)同時履行の抗弁権の趣旨・要件・効果を説明せよ。
    (2)解除における原状回復義務について説明せよ。
    (3)民法546条は、なぜ存在するのか説明せよ。
    (4)双務契約において双方の債務が履行された後に、無効であることが判明した場合または取消された場合において、双方の返還義務について同時履行関係が認められるかを論じよ。
    ーーーーーーーーーーーーーー
    インストラクターより、小問(2)について原状回復義務の存在理由について丁寧な言及があるとなお良かったと指摘がありました。なお、(3)については、「公平の理念にかなうから」という文言を加えた方がいいかと思います。参考までにご利用ください。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (1)同時履行の抗弁権の趣旨・要件・効果
    民法は、双務契約の一方の債務が履行されるまでは、他方の債務も履行されないとしている(民法533条(以下、法令名省略))。この自己の債務の履行を拒否することができる権利を同時履行の抗弁権という。もっとも、同時履行の抗弁権は任意規定と解されているため、契約当事者間において、一方の債務を先履行とする合意をして同時履行の抗弁権を排除することは可能である。
    この規定が定められている趣旨は、双務契約では両債務が対価的意義を有しているため、一方の債務のみが履行されて、もう一方の債務のみが履行されないとなると公平を反するといえる事態にたるためである。そこで、両債務の履行上の牽連関係を確保し、当事者間の公平を図る必要があるからである。
    同時履行の抗弁権が認められる要件は、①同一の双務契約から生じる2つの債務が存在すること、②双方の債務がともに履行期にあること、③相手方の債務の履行または履行の提供がないことである。
     同時履行の抗弁権の効果としては、権利を行使した場合と存在することによって発生する効果の2つに大別できる。
    まず、同時履行の抗弁権を行使した場合の効果..

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