中央大学通信「民法5(親族・相続)」(2015年度)第3課題【評価A】~内縁~

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    資料紹介

    課題文:A女はB男と長年にわたって内縁関係にあり、その間、家事を取り仕切るかたわら、開業医であるBの医療事務を無報酬で手伝ってきた。B男が遺言をなすことなく死亡した後に、Bの唯一の相続人であるBの甥Cとの間に、B名義の財産について紛争を生じた。この場合にAが自己の財産上の利益を主張するとすれば、どのような法律構成が考えられるか。
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    評価Aのレポートです。
    論点把握などにご参照いただけたらと思います。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    財産関係を調整する手段として、もし仮にA女とB男が法律上の婚姻関係にあった場合であれば、関係が何らかの事情により終了する場合、それが離婚であるならば財産分与(民768条、771条)が、配偶者の死亡であれば配偶者相続(民890条、民900条1項)が認められる。しかし本件での二人の関係は内縁関係である。
    内縁とは事実上の夫婦共同生活の実態を有するものの、法定の婚姻届を欠くがゆえに法律上の婚姻とは認められない関係である。しかし、内縁は準婚関係とされることから(最判昭33・4・11民集12・5・789)、民法が婚姻に与えている多様な効果のうち、婚姻費用の分担(760条)など、大部分は準婚理論により、内縁にも認められている。では、内縁の夫が死亡した場合に、内縁の妻に配偶者相続(民890条、民900条1項)が認められるか。
    配偶者相続権(民890条、民900条1項)については、内縁に関する明文の規定を欠く以上、準用や類推適用するのは困難であると解する。そして相続の画一性から、内縁配偶者に相続権は認められないという見方が強い。ならば、配偶者相続権と財産分与権が、一定の範囲で機能的に重なりうるものであ..

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