中央大学通信「刑法2(各論)」(2015年度)第1課題【評価B】~暴行と傷害~

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    課題文:Xは、交際していたA子から別れ話を持ちかけられたことから、A子に恨みの感情を抱くようになり、ある日、A子の頭髪の大部分を根本から切り取った。Xの刑事責任について論じなさい。
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    インストラクターより、結論部分の自説の展開が不足しているとの指摘がありました。
    論点把握にお使いいただけたらと思います。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    生命および身体に関する罪として、刑法には、人に暴行を加えて傷害に至らなかった場合には暴行罪となる旨が規定されている(208条)。そこで、Xの行為が暴行罪(208条)に該当するのか、傷害罪(204条)に該当するのかにあたり、「傷害」の概念が問題となる。
    傷害とは、自己以外の者、すなわち他人の身体を客体とするものである。そのため自傷行為は本罪を構成しない。傷害の結果が発生しなければ犯罪を構成しないから結果犯である。そして傷害は、暴行すなわち有形的方法による場合が普通である。しかし刑法は「人の身体を損害し」と定め、傷害の方法に限定を加えていないから、傷害の結果を生じさせることができる方法であれば、有形的方法か無形的方法によるかは問わないと考える。無形的方法による傷害の例を挙げると、嫌がらせ電話により不安感を与えて神経衰弱にする場合(東京地判昭和54・8・10判時943号122頁)などがそれにあたる。
    また傷害は故意犯のみではなく、暴行罪(208条)の結果的加重犯をも含むと判例・通説では解されている。それゆえ、暴行の故意があれば傷害の故意は必ずしも必要ではない。学説の中には、故意犯処罰の原則(..

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