中央大学通信(2015・2016年度)【商法<手形・小切手法>】課題2─評価B:「手形の被偽造者の責任について論じなさい。」

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    手形の被偽造者の責任について論じなさい。

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    1.関係条文と用語の整理
     偽造とは、権限を持たない者が通貨や他人名義の文書などをつくることをいう。手形の偽造とは、署名(記名・捺印)の代行権限を持たない者が、他人の署名を偽って、あたかもその他人が手形行為をしたかのような外観をつくり出すことである。
     被偽造者は、原則として手形上の責任を負わない。例外として、追認した場合や表見偽造が成立する場合(民法109条、同法110条、同法112条の類推適用、判例や通説も同様な立場)などがある。偽造者の責任としては、手形法8条類推適用(判例や学説多数説)により無権代理人の責任は名義人法人が手形上の責任を負うかのように表示したことによる担保責任と捉える。また、不法行為責任(民法709条)も問われる。
    2.被偽造者の責任
     前項で述べたとおり、原則的には名義を偽られた本人である被偽造者は手形上の責任を負わない。理由としては、被偽造者は自ら署名したものではなく、また、他人に自己の署名を代行する権限を与えておらず、自己の意識に基づく手形行為をしていないからである。そして、手形法7条にも、名義人本人に義務を負わすことのできない署名に関する条文があり、その一..

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