佛教大学通信 2016年度対応 Z1001 日本国憲法 B判定

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    資料紹介

    佛教大学通信 Z1001 日本国憲法 B判定リポートです。
    テキストを中心にまとめています。参考になさって下さい。
    テキスト:『憲法入門第4版補訂版』、有斐閣双書、2006年

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法の下の平等について
     近代憲法における人権は、すべての人間が生まれながらにして固有の、奪うことのできない権利をもつという考え方に立っている。ジョン・ロックの、人間が自然の状態の状態において生来の自由をもち、それを保障するために国家や政府が作られた、とする考え方は近代革命を推進する原動力となり、アメリカ人権宣言、さらにフランス人権宣言を生むに至るのである。十九世紀は自由放任を基礎とする資本制社会の発展期であり、財産の私的所有の自由と契約の自由は資本主義経済の発展の礎となったが、資本主義が高度化すると自由競争は貧困と失業を生み出す結果も生んでしまった。いきすぎた自由は平等の障害となってしまったのである。その後、第一次世界大戦を契機として、二十世紀の西欧自由国家の憲法は、多かれ少なかれ、自由権に加えて社会権をも保障し、資本主義体制の修正に即応したのである。わが国においては、明治憲法も平等権を無視してはいなかったが、実際は華族の特権、男女においての不平等などが存在した。日本国憲法は、十四条によって一般原則として徹底した法の下の平等を保障し、さらにいくつかの平等規定をおいている。しかし、これら...

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