S8103 教育社会学1 佛教大学 A判定

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    資料紹介

    「学歴社会とは何かについて、テキストに沿ってしっかりと定義されています。学歴社会の現状と問題点も正確に考察できています。」との所見をいただきました。
    テキスト 「教育の比較社会学(増補版)」 学文社

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて、学力の視点から述べてください。
    江戸時代の士農工商のような封建的な身分社会においての教育は、士族の子は藩校に行き四書五経や朱子学など人の上に立つ者としての心構えなどを教えられ、町人・農民の子は寺子屋で読み・書き・そろばんなど実用的な知識・技能を教えられていた。このように別々のカリキュラムによって営まれる教育機関を経て、子どもたちは父親と同じ身分に参入していった。
    明治時代に入り、維新政府は「富国強兵」に代表される欧米へのキャッチ・アップを意図した国家目標を掲げた。その達成のためには、幅広い分野で相当数のリーダーが必要であり、しかも、リーダーに求められる知識・技術の水準は絶えず向上していく。そこで、政府は、各分野において優秀な人材を質的・量的に安定して供給できるような機構を求めた。ここでは、これまでのような身分階級に縛られた形で人の教育・職業が決定されるシステムではうまく機能せず、したがって、より効率的な人材養成・登用のシステムが必要であった。この必要性を満たすものとして考えられたのが学歴社会であった...

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