【PL2020】 知的障害の生理・病理 2単位目

閲覧数1,870
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2014年度 PL2020 知的障害者の生理・病理 2単位目

    使用教科書:『発達障害児の病理と心理 改訂版』黒田 吉孝・小松 秀茂共著(培風館)

    脳の機能と構造を説明し、その障害を具体的に説明しなさい。(具体的とは前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉で生じる代表的な障害を2~3種類挙げて説明しなさい)

    講評
    簡潔のまとめられています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    6 / 6

    知的障害の生理・病理2

     大脳には視覚や聴覚などの感覚機能をつかさどる感覚野と、運動をつかさどる運動野、これらのいずれにも属さない連合野とがある。言語機能などの人間にとっての高次な心理機能は主に連合野によって営まれており、この連合野は前頭連合野、頭頂連合野、側頭連合野、後頭連合野に分けられる。それぞれの連合野が損傷されると、どのような障害が引き起こされるのか、それぞれの前頭野の機能を踏まえて以下に記述する。

     最初に前頭連合野の損傷では、さまざまな心理機能に障害が生じることが知られている。前頭連合野は発達が最も遅い部位であり、高等な動物ほどよく発達しているとされている。側頭連合野や頭頂連合野とまた記憶や情動に重要な役割を果たしている大脳辺縁系や、運動に関係する運動前野や大脳基底核と相互に連絡しあっており、さまざまな情報と結合し行動に導く役割を果たしていると考えられており、思考や意欲、情動などの精神活動全般をつかさどっているとされている。代表的な障害の具体例としては、行動を抑制したり別の行動に移ったりすることが困難になったり、出来事の時間的順序の記憶が困難になったり、目...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。