【PB2090】 児童心理学 1単位目

閲覧数2,072
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2014 年度 PB2090 児童心理学 1 単位目

    使用教科書:『第2版 子どもの発達と環境―児童心理学序説』塚田紘一著(明星大学出版部)

    子どもの愛着形成について説明しなさい。

    講評
    よくまとめられています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    7 / 7

    児童心理学1

     乳児期における母親(主に養育を担当する者の代表として称する)が愛情深く育てるということは、乳児の発達にとってきわめて重要な意味を持つとされている。乳児と母親との結びつきの形成が、子どもの発達全般にどのような関係があるのかを以下に記述する。

     愛着(アタッチメント)は、乳幼児が母親など特定の人との間に形成する情愛的な結びつきであると定義されている。さらに、乳幼児が選択的にその人に接近することを強く求める行動を、愛着行動(随伴的コミュニケーション)というのである。すなわち、乳幼児にとって母親は毎日の空腹や渇きあるいはおむつの不快などを解消し、生理的要求を充足する存在であり日々の経験から、母親を識別し、母親は不快を解消し快をもたらしてくれることを学習し、さらに母親に対しての強い依存要求をもつようになり、特別の対象として認知するようになることから日常の要求充足が愛着を形成する要因であるという動因低減説によって、愛着の形成は説明されてきたのである。

    しかし、日々の要求充足のみが愛着形成の要因であることに対しての説明をより掘り下げるべく、子ザルによる実験が実施さ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。