日大通信合格レポ:【分冊2】国際金融論

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    資料紹介

    課題「19世紀後半に成立した国際金本位制について、その成立の経緯と特徴について論じなさい。」

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    国際金本位制は、1870年代から1914年の第一次世界大戦前にかけて続いた国際通貨システムである。そもそも金本位制とは、金を本位通貨として、紙幣の価値の安定を図る国内の通貨制度の一つであるが、その期間に金本位制を採用した国や地域が、世界的に存在した為、国際金本位制という国際通貨システムが構築された。金本位制が世界的な広がりを見せる前に、最初に本制度を確立したのは、イギリスであった。以下、本制度の成立経緯に関し説明する。

    1694年にイギリスでは、イングランド銀行が設立され、既に中央銀行制度が整っていた。然しながら、17世紀から18世紀の間は、ニュートンの決めた金銀比価で紙幣と金銀との兌換をする金銀複本位制をとっていたが、1717年の通貨改革以降は、銀貨の国内流通はほぼ無くなった。更に、1774年には、銀貨の鋳造が正式に廃止された。その後、フランス戦争の収まった1816年にイギリスが、金本位制を正式に法律として導入した。それまで、21シリングであったギニー金貨に代わって、ソブリン金貨を導入し、これを1ポンド=20シリングと定めなおした。重量に換算すると、金1オンス(約31グラム)=3ポ...

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